COLUMNコラム

雨漏り放置はシロアリやカビの原因に!健康被害と資産価値への影響

    雨漏りは、単に室内に水が滴るだけの問題ではありません。放置された雨漏りは、湿気を好むカビやシロアリを呼び寄せ、ご家族の健康を脅かし、大切なお住まいの資産価値を著しく低下させる深刻な問題なのです。
    この記事では、雨漏りを放置することの本当の恐ろしさ、特にシロアリやカビがもたらす被害について詳しく解説します。この記事を読み終える頃には、なぜ今すぐ雨漏り対策をすべきなのか、その理由が明確にご理解いただけるはずです。

    雨漏りを放置するとどうなる?5つの深刻なリスク

    雨漏りに気づきながらも放置してしまうと、建物の内部では静かに、しかし着実に問題が進行していきます。
    ここでは、雨漏りが引き起こす代表的な5つのリスクについて解説します。

    雨漏りを放置するリスク①カビの発生と深刻な健康被害

    雨漏りで最も早く、そして目に見えて現れる問題のひとつが「カビ」です。雨水が壁の内部や天井裏に浸入すると、湿度が高い状態が続きます。空気中に常に浮遊しているカビの胞子は、この湿った環境を格好の繁殖場所として、一気に増殖を始めます。
    最初は壁紙の裏や天井裏など、見えない場所で発生しますが、やがて室内にもカビ臭さが漂い始め、壁や天井に黒いシミとして現れます。
    このカビが引き起こすのは、見た目の不快感だけではありません。カビの胞子を吸い込むことで、アレルギー性鼻炎気管支喘息アトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患を発症・悪化させるリスクがあります。
    特に、抵抗力の弱い小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、深刻な健康被害に繋がりかねません。

    雨漏りを放置するリスク②シロアリの発生と構造躯体への致命的なダメージ

    カビと同様に、湿った環境を好むのが「シロアリ」です。日本の住宅で特に被害が多いヤマトシロアリやイエシロアリは、湿って柔らかくなった木材を餌として巣を作ります。
    雨漏りを放置すると、柱や梁、土台といった建物の骨格となる「構造躯体」が常に湿った状態になります。これは、シロアリにとって最高の環境を提供しているようなものです。シロアリは木材の内部を静かに食い荒らしていくため、気づいた時には柱の中がスカスカになっていた、というケースも珍しくありません。
    構造躯体がシロアリによってダメージを受けると、建物の耐久性、特に地震に対する「耐震性」が著しく低下します。万が一の大きな地震の際に、大切な住まいが家族を守れなくなってしまいます。

    雨漏りを放置するリスク③建物の構造躯体の腐食と寿命の短縮

    雨漏りの水分は、シロアリだけでなく木材そのものを腐らせる「木材腐朽菌」の温床にもなります。木材腐朽菌は、木材の主成分を分解し、強度を奪っていきます。触るとボロボロと崩れるような状態になり、もはや建物を支える力を失ってしまいます。
    また、木造住宅だけでなく、鉄骨造の建物も安心はできません。雨水が鉄骨部分に達すると、サビが発生して腐食が進行します。サビは鉄の強度をどんどん低下させ、最悪の場合、建物の崩壊に繋がる可能性も否定できません。
    このように、雨漏りは建物の寿命を確実に縮めてしまうのです。

    雨漏りを放置するリスク④漏電や火災に繋がる思わぬ危険

    見落とされがちですが、非常に危険なのが漏電のリスクです。天井裏や壁の内部には、多くの電気配線が通っています。雨漏りの水がこれらの配線やコンセント、照明器具などに触れると、漏電を引き起こす可能性があります。
    漏電は、家電製品の故障の原因になるだけでなく、感電や、漏電箇所からの発火による火災という最悪の事態を招く恐れもあります。雨漏りと火災は結びつきにくいかもしれませんが、実際に起こりうる非常に危険なリスクなのです。

    雨漏りを放置するリスク⑤大切なお住まいの資産価値が大幅に下落

    これまでに挙げたカビ、シロアリ、構造躯体の腐食といった問題は、すべてお住まいの資産価値を大きく下げる要因となります。
    将来、お住まいを売却しようと考えた際に、雨漏りの跡や構造的な欠陥が見つかれば、評価額は大幅に下落します。買主を見つけること自体が困難になるかもしれません。たとえ修繕したとしても、一度「雨漏りした家」という事実は、取引において不利に働く可能性があります。
    大切なお住まいは、ご家族にとってかけがえのない場所であると同時に、大切な資産です。その価値を守るためにも、雨漏りの放置は絶対に避けなければなりません。

    なぜ雨漏りがカビやシロアリを呼び寄せるのか?

    雨漏りを放置するとカビやシロアリが発生するメカニズムをもう少し詳しく解説します。

    カビが繁殖するための絶好の条件

    カビの胞子は、私たちの周りの空気中に常に存在しています。しかし、普段は繁殖することはありません。カビが爆発的に増殖するためには、以下の3つの条件が揃う必要があります。
    ・水分(湿度)
    湿度が70%を超えると活動を始め、80%以上で一気に繁殖します。
    ・温度
    20℃〜30℃が最も繁殖しやすい温度です。
    ・栄養分
    ホコリ、汚れ、木材、壁紙の接着剤など、あらゆるものが栄養源になります。
    雨漏りが発生した壁の内部や天井裏は、まさにこの3つの条件が完璧に揃った「カビの培養所」のような状態です。換気ができず、水分が常に供給されるため、一度発生すると根絶するのは非常に困難になります。

    シロアリが引き寄せられる湿った木材の匂い

    シロアリは、目がほとんど見えない代わりに、非常に優れた嗅覚を持っています。彼らは、木材が腐朽菌によって分解される際に発する匂いを敏感に察知し、それを目印に集まってきます。
    雨漏りによって湿った木材は、まさにシロアリを呼び寄せるフェロモンのような匂いを発しているのです。シロアリは地中から蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネルを作って建物に侵入し、湿った木材にたどり着くと、そこを拠点にどんどん被害を拡大させていきます。
    つまり、雨漏りを放置することは、遠くにいるシロアリに「ここに美味しいご馳走がありますよ」と知らせているのと同じことなのです。

    見逃さないで!専門家が教える雨漏りの初期サイン

    被害が深刻化する前に雨漏りを発見するためには、初期サインに気づくことが重要です。以下のような症状がお住まいに見られたら、専門家による点検をおすすめします。
    ・天井や壁のクロスにシミや変色がある
    ・壁紙が浮いたり、剥がれたりしている箇所がある
    ・室内がなんとなくカビ臭い、湿っぽい感じがする
    ・窓やサッシの周りがいつも濡れている、壁紙が剥がれている
    ・強い雨が降ると、天井裏や壁の中から「ポタポタ」という音が聞こえる
    ・押入れの中が湿っぽく、カビが発生している
    これらのサインは、雨漏りがすでに始まっている証拠です。小さな変化でも見逃さず、早期に対応することが被害の拡大を防ぐ鍵となります。

    雨漏り修理はどこに頼むのが正解?後悔しない専門業者の選び方

    「雨漏りかもしれない」と思ったら、次に考えるのは修理をどこに依頼するか、ということです。ここで業者選びを間違えると、修理したはずなのに雨漏りが再発したり、高額な追加費用を請求されたりといったトラブルに繋がりかねません。

    DIYでの修理は絶対にNG!プロに任せるべき理由

    最近はDIYが流行しており、「少しの雨漏りなら自分で直せるかも」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、雨漏り修理のDIYは絶対におすすめできません。
    原因の特定が非常に難しい
    水は思いもよらない場所から浸入し、複雑な経路をたどって室内に現れます。水の出口だけを塞いでも、根本的な原因である浸入口を突き止めなければ、雨漏りは再発します。
    高所作業は命に関わる危険
    屋根の上やはしごや脚立での高所作業は、専門家でも細心の注意を払います。慣れない方が行うのは非常に危険です。
    不適切な修理で被害を拡大させる恐れ
    間違った材料や工法で修理しようとすると、かえって水の流れを堰き止めてしまい、他の場所に水が回って被害を広げてしまうことがあります。
    結局、時間も費用も無駄になり、被害が拡大した状態で専門業者に依頼することになってしまいます。雨漏りは雨漏りの専門家に任せるのが最も確実で安全な方法です。

    信頼できる専門業者を見極める5つのポイント

    では、どのような業者を選べば良いのでしょうか。以下の5つのポイントを参考に、信頼できるパートナーを見つけてください。
    雨漏り修理・屋根工事の実績が豊富か
    ホームページなどで施工事例を確認し、雨漏り修理や屋根工事、外壁工事の経験が豊富かを確認しましょう。
    原因究明のための「雨漏り診断」をしっかり行うか
    すぐに工事の話をするのではなく、まずは散水調査や赤外線サーモグラフィー調査などで、雨漏りの原因を正確に特定しようとする業者を選びましょう。
    見積もりの内容が明確で、詳細な説明があるか
    「工事一式」といった大雑把な見積もりではなく、どのような工事にいくらかかるのか、なぜその工事が必要なのかを素人にも分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。
    工事後の保証(アフターフォロー)が充実しているか
    修理に自信がある業者ほど、しっかりとした保証制度を設けています。「工事が終わったらおしまい」ではなく、長期的に住まいを守ってくれるパートナーを選びましょう。
    地域に密着しているか
    何かあった時にすぐに駆けつけてくれる、地元の業者は心強い存在です。地域の気候や特性を熟知している点もメリットです。

    雨漏りは「茨城雨漏り修理マイスター」へご相談ください

    今回は、雨漏りを放置することの危険性、特にシロアリやカビがもたらす健康被害や資産価値への影響について詳しく解説しました。
    天井の小さなシミや、壁紙の少しの剥がれは、大切なお住まいが発しているSOSサインです。そのサインを見逃さず、手遅れになる前に行動を起こすことが、ご家族の健康と大切な資産を守ることに繋がります。
    「これって雨漏りかな?」と少しでも感じたら、まずはお気軽に「茨城雨漏り修理マイスター」の無料診断をご利用ください。専門家が徹底的にお住まいの状態を調査し、分かりやすくご報告いたします。無理な営業は一切いたしませんので、安心してご相談いただければ幸いです。

    施工エリア

    茨城雨漏りマイスターは茨城県全域に対応しております。

    茨城県
    水戸市、日立市、土浦市、古河市、石岡市、結城市、龍ケ崎市、下妻市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、笠間市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、潮来市、守谷市、常陸大宮市、那珂市、筑西市、坂東市、稲敷市、かすみがうら市、桜川市、神栖市、行方市、鉾田市、つくばみらい市、小美玉市、など、茨城県全域

    ※上記に掲載されていない市町村でもまずはお問合せください。