茨城県取手市にて雨漏り修理〈「横暖ルーフ」を使用して部分葺き替え〉

• 2025.04.18

• 屋根修理
• 雨漏り修理

施工前

こちらが施工前のお写真です。
築35年とのことで、スレート屋根の色褪せや汚れが目立っています。
今回はご予算の関係で一部のみの葺き替えですが、本来はスレート屋根の耐用年数的にも屋根全体を修理するのが理想的です！

施行中

谷について

こちら雨漏りの原因となってしまった箇所です。
この部分を谷というのですが、谷は雨水が一番流れる(集まる)所なので、詰まりなどが起きると雨漏りが発生しやすい箇所なんです。

この谷に設置していた雨樋や谷板金が錆びて腐食して穴が空き、
空いた穴から下地に雨水が長期間触れることで下地も腐食して穴が空いてしまうというケースはよくあるんです。
今回はまさしくその例でした。

葺き替える部分の既存の屋根材を撤去します。
野地板やルーフィングシートも経年劣化しているのがわかりますよね。

野地板＆ルーフィングシート

屋根は大きく「野地板」「ルーフィングシート」「屋根材」の3つで構成されています。
まずは野地板を垂木の上に張っていきます。
屋根の支えとして重要な役割があります。

続いてルーフィングシートを敷いていきます。
こちらは所謂防水シートのことで、屋根の防水面において要のような存在です。
屋根を雨から守ってくれるのは一見屋根材の方が大きな意味を持っていそうですが、
実はこのルーフィングシートの方が大切と行っても過言じゃないんです！

詳しくは下記リンクで解説されていますので、ご興味がある方はぜひご覧ください！
▷参考記事：雨漏り防止の強い味方！ルーフィング（防水シート）の種類と特長

横暖ルーフ

いよいよ新しい屋根材を葺いていきます。
使用したのは横暖ルーフという屋根材で、断熱材一体型の横葺き金属屋根です。
よく横暖ルーフと比較される屋根材にスーパーガルテクトという金属屋根もあります。
どちらも比較して長所と短所があるのですが、横暖ルーフの方がコスパが優れていること、また、耐久性が高いことが挙げられます。
今回のケースはできるだけ予算を抑えられるように、という思いから横暖ルーフを採用いたしました。
シンプルな見た目でかっこいいですよね！

▷参考記事：スーパーガルテクトと横暖ルーフの違いは？特徴やメリット、デメリットを比較

新しい貫板を設置し、新しい棟板金を被せたら…

完工

こちらで完工いたしました！

担当者のコメント

この度は茨城屋根修理マイスターにご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
腐食していた谷の部分をしっかり補強し、屋根材もグレードアップしましたので雨漏りの心配なくお過ごしください！
ただ、耐用年数的に他の部分から雨漏りをしてしまうことは考えられますので、その際はまたお気軽にご相談ください。

屋根は普段軽々と状態を見られる部分ではないので、雨漏りなどのトラブルが起こらないと意識がいかないですよね。
そのお気持ちはよくわかります…
ただ、今回のように雨漏りが起きてからいざ「工事をしよう！」となると結構大掛かりな工事になってしまうんです。
そうなると当然費用も嵩んできてしまいます…
ずっと永久的に綺麗で丈夫だといいのですが、やはり人間と同じでそういう訳にもいかないものです。

築年数も随分経って、メンテナンスを一度もされたことのない方は、一度この機会にメンテナンスをすることをおすすめします。
何かわからないことや、ご不安なことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
迅速にご対応いたします！

▷参考記事：雨樋の劣化が雨漏りにつながる？事例と予防方法をご紹介
▷参考記事：雨漏りの原因となりやすい谷板金の役割や修理方法、雨漏りの事例をご紹介

現場住所	茨城県取手市
施工内容	雨漏り修理〈「横暖ルーフ」を使用して部分葺き替え〉
施工箇所	屋根
施工期間	6日